[海外ニュース]2014.2.8
ドネアはベチェカに照準
ノニト・ドネア
 4階級制覇の実績を持つ前WBO世界スーパーバンタム級王者ノニト・ドネア(31=比/米)が、次戦でWBA世界フェザー級スーパー王者シンピウェ・ベチェカ(33=南ア)に挑戦するプランが浮上している。
ノニト・ドネア
 これは専門サイトboxing sceneがトップランク社のボブ・アラム・プロモーターの話として報じているもので、試合は4月下旬か5月初旬、中国マカオで開催を検討されているという。アラム氏は来週、村田諒太(三迫)らの試合のためマカオ入りすることになっており、そこで話を詰める予定と伝えられる。
 ベチェカは昨年12月にV19を狙ったクリス・ジョン(インドネシア)に6回終了TKO勝ちを収めて“スーパー王座”を獲得。今年2月には下田昭文(帝拳)との防衛戦が計画されたが、WBAから「レギュラー王者との統一戦を優先すべき」として待ったがかかっていた。 28戦26勝(16KO)2敗。一方のドネアは昨年4月にギジェルモ・リゴンドー(キューバ/米)に判定負けを喫してWBO世界スーパーバンタム級王座から陥落。11月のビック・ダルチニャン(アルメニア/米) との再起戦では途中まで相手にリードを許す苦しい展開だったが、9回に逆転のTKO勝ちを収めている。その試合で頬を骨折したため、次戦まで約半年の期間が必要とされていた。33戦31勝(21KO)2敗。ベチェカ戦が実現すれば5階級制覇をかけた試合となる。前座には前WBA、WBO世界フライ級王者ブライアン・ビロリア(比/米)や、五輪連覇のゾウ・シミン(中国)らの出場が計画されている。