[ニュース]2013.12.22
古豪大阪帝拳復活
大阪帝拳に注目
 浪速のジョーこと辰吉丈一郎を生み出した古豪、大阪帝拳ジムの池水達也と見高文太が2013年全日本新人王に輝いた。
辰吉丈一郎氏
 池水の試合があるときには度々会場にも足を運ぶとのことで、東軍MVPの原有吉(白井・具志堅)との決戦に勝利した池水はリング上から辰吉氏に感謝を口にした。また、岡山県出身で、好敵手相川学己(三迫)から判定勝ちを得た見高とは家族ぐるみでの親交があるという辰吉氏は「一言、良かった。という感じです。二人ともよくしってるよ」と笑顔を見せた。
中澤奨
 この日の後楽園ホールには、今年デビューした西の怪物こと中澤奨(大阪帝拳)も姿を見せ同門の二人にリング脇から声援を送った。新人王に輝いた両選手の活躍に刺激を受けた様子で「ジムにランカーの選手が増えて嬉しいですね。池水選手は小学生から練習をともにしている仲です。自分は前回、不甲斐ない試合をしてしまったので、次は圧勝で勝ちます」と2014年に向けた意気込みを語った。
S.バンタム級新人王 見高文太
 「来年は、日本ランキングをあげるために、さらに練習したいと思います」と喜びのコメントを残した見高は世界を目指すと、リング上での勝利者インタビューに答えた。
バンタム級新人王 池水達也
 東軍MVPの原に競り勝った池水は試合後の勝利者インタビューで「これから日本、東洋、世界と獲っていきます(辰吉)ジョーさんには毎回試合を観に来てもらって、お父ちゃんみたいな存在です。ジョーさんと比べたらまだまだですが、頑張っていきます」とこちらも世界王座奪取に向けて勢いをつけた。
 西高東低(西軍9勝・東軍3勝)に終わった2013年全日本新人王を紐解くと西の古豪ジム復活というグッドニュースが見えてきた。