[試合後会見]2013.12.7
亀海 OPBF決定戦に挑む
左:ハント 右:亀海
 7日に東京・後楽園ホールで行われたダイナミックグローブ。メインを飾ったのは、6月に米国で階級を上げて臨んだ世界ランカー戦に敗北し、再起を目指す亀海善寛(31=帝拳)が現PABAウェルター級王者でもあるティム・ハント(26=豪)と東洋太平洋ウェルター級王座決定戦に挑んだ。
ハントを2度沈めた
 序盤はガードを固めプレッシャーをかける亀海に対し、ハントは足を使いながらもパンチを出し、スペースを作ろうとする。3回に入ると亀海が集中的にボディへ攻撃をはじめ、ときには体を丸めるほどのダメージをハントにあたえた。4回終盤にはコーナーに詰めての右でダウンを奪った亀海は、続く5回に左フックでハントをキャンバスに沈めた。
亀海の会見
 試合後、控室に戻った亀海は「相手はパンチがあるから序盤は様子をみようと思っていたが、試合前からボディを狙うつもりでした。」と作戦通りの展開だったかのようにみえたが「収獲はあったけど、反省も多かった。(点数をつけると)30点です」と厳しい自己採点。また、この試合が6月の敗北からの再起戦ということで「負けていたら引退と思っていたので怖かったが、いい刺激になっていました」と試合前の心中を明かした。
試合後のハント
 一方、敗れたハントは「3ラウンドまでは勝っていたと思う。4ラウンドにいいボディを2発、同じ場所にもらって苦しくて足が使えなくなった。カメガイはパンチの強い選手なのは知っていたが、自分のボクシングをすれば勝てると思ったので残念。再戦してくれるのであればオーストラリアにぜひ招待したい」と話した。
OPBF王座に就いた亀海