王者リナレスは「ずっと日本で試合をしたかった。これまでで一番頑張っている。日本のファンの応援は嬉しい」と久々の日本での戦いに嬉しさを滲ませた。サルガドの印象を尋ねられると「ビデオも観たし、ラスベガスで練習も観た、サルガドは素晴らしい選手」と無敗の挑戦者を高く評価。また、日本のファンに向け「素晴らしい応援を本当にありがとう。10日は最高の試合をお見せします!!」とファンに最高の戦いを届けることを誓った。
　続いて挑戦者サルガドは「非常に興奮している。ボクシングを始めた時から待ったビックチャンス。リングの上は戦争だ。タイトルをメキシコに持ち帰る!!」と早くも臨戦体勢。リナレスの印象については「偉大な王者。四団体の王者達の中でも一番の王者。リナレスを倒しベルトを母国に持って帰る。リナレスと戦える事でモチベーションは最高だ」と王者を称えるも王座奪取宣言。最後にタイトルマッチに向け「この戦いは素晴らしい試合になるから目を離さないで欲しい。無敗の2人が戦う最高の試合となるだろう。リングの上で戦争が始まる!!」と何度も戦争という言葉でタイトルマッチを表現していた。

　今回のダブル世界タイトルマッチに向けて元祖“ゴールデンボーイ”オスカー・デラホーヤがメッセージを届けた。「今回は来日出来なく残念に思う。私は西岡、リナレスの両王者が王座を防衛する事を願う。リナレスはゴールデンボーイの一員となった。リナレスにはボクシング界の、そして若い世代の手本となり象徴になって欲しい。西岡、リナレスの幸運を祈る」とメッセージが読み上げられた。
　世界中が注目する“ゴールデンボーイ”王者ホルヘ・リナレス2度目の防衛戦。挑戦者ファン・カルロス・サルガドはどんな“戦争”を仕掛けるのか。WBA世界スーパーフェザー級王座の行方は果たして…。