[ニュース]2009.9.22
藤本、初代東洋タイトル獲得
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 今年1月に認定された初代東洋太平洋女子フライ級王座を賭け、同級2位・藤本りえ(協栄)と同級1位ミッシェル・プレストン(ニュージーランド)の一戦が21日、後楽園ホールで行われた。
 試合は、藤本が終始ボディ主体の攻撃でポイントをリード。プレストンも粘りを見せたが、手数・ヒットで上回った藤本が判定3-0で東洋太平洋初代フライ級女王の座を獲得した。
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 試合後のインタビューで藤本は「早いラウンドで倒したかったが、今回は勝つことが大切。初代ということで名前を残せて嬉しい。これからの選手もこのベルトを目指して頑張ってほしい」と喜びを語った。
 控え室での会見では協栄ジム金平会長が「できればKO勝利を見たかった。今後、世界戦のチャンスがあればやらせたい」と語り、WBA世界同級王者・天海ツナミ(山木)への挑戦に意欲を見せた。
 今回、藤本の王座獲得により日本女子の東洋王者はライトフライ級・菊地奈々子(白井具志堅)に続き二人目となった。
 東洋太平洋女子は現在、アトム級からライト級までのランキングが認定され、日本女子はスーパーバンタム・フェザーを除く8階級の上位に名を連ねている。来月12日には、東洋フライ級2位・四ヶ所麻美(フラッシュ赤羽)が東洋女子初代フライ級女王の座を賭け、同級3位OA・ゴーキャットジム(タイ)と戦う。
 日本女子ボクシング活性のためにも、菊地・藤本に続く東洋ヒロインの誕生に期待したい。