[試合後会見]2013.11.8
斉藤司は元ランカーに快勝
左:岩下 右:斉藤
 8日、後楽園ホールで行われた「FIGHTING BEE」のメインイベントに登場した日本ライト級12位、元WBCユースライト級王者の斉藤司(23=三谷大和)は、元日本同級5位の岩下幸右(30=グリーンツダ)を2Rに3度倒し、KO勝ちを収めた。
 今年3月にフィリピンのジョー・マグシャンにユース王座を奪われた斉藤だが、これで再起2戦は連続KO勝利とした。
右で3度倒しKO
 初回、岩下のいきなりの右ストレートに腰を落とした斉藤だったが、冷静に立て直すと続く2Rはセコンドの指示とおりの右クロスでダウンを奪ってみせた。足元がふらつく岩下を畳みかけた斉藤は、この回に計3度倒しノックアウト勝ち。倒したパンチはすべて右だった。
早くタイトルに挑戦したい
 試合後、元日本ランカーを相手のKO勝利にも斉藤は「パンチを効かされてしまった時点で内容はまだダメ」と反省。それでも「効いた一発で冷静になれた。2Rは相手が思いっきり出てきていたので、指示とおりの右クロスを狙った」と語り、会心の右については顔がほころんだ。照準を合わせる日本、東洋太平洋王座に関しては「いつチャンスがきてもいいように準備はできている」と、タイトル獲得に向け改めて意欲を示した。