中川は6月6日の王座初防衛・斉藤幸伸丸(輪島スポーツ)戦で、6Rまで斉藤に大きくポイントを奪われるも7Rの打撃戦を制し、V1防衛に成功。中川にとって、今回の山川戦は王者として更なる高みを見据える上で試合内容が問われる重要な一戦となる。
　対する挑戦者・山川は6月16日、フィリピン王者・東洋太平洋ウェルター級3位アーニエル・ティナンパイ(フィリピン)を判定3-0で下す金星を挙げ、日本・東洋ウェルター級12位にランクイン。山川はランカーとしての初戦がいきなりの王座挑戦となった。
　金子ジムの“ゴールデンボーイ”山川和風は王座挑戦決定に「先ずこのチャンスに感謝したい。前回の試合に勝った事で僕の中では勝手に挑戦権を得たと思い込んでましたが、ツキだけは誰よりも恵まれているかなと。試合の日まで楽しく練習出来そう。あの強い中川さんと戦える事が素直に嬉しい」と訪れたビックチャンスを素直に喜んだ。
　11月7日、日本ウエルター級頂点の座に君臨するのは果たして…。

■日本ウェルター級タイトルマッチ10回戦
王者・中川 大資(帝拳)VS挑戦者・山川 和風(金子)
■日時:11月7日(土)
■会場:後楽園ホール