メイウェザーはラスベガスにあるメイウェザー・ボクシング・クラブで練習を公開した。 トレーニングキャンプ初日に7ラウンドのスパーリングを行ったことを明かし「2005年以来、最高のトレーニングキャンプじゃないかな」と体調は万全ようだ。一回り以上年下となるカネロとの対戦については「アルバレスのような若い選手と対戦することは、現在の自分の力量を確認出来て、トップレベルで戦うスキルを維持出来る」と話したが、「若くて力強い、ハングリーな選手と対戦すると、相手は経験不足だと批判され、年齢の近い選手と対戦すると、ピークは過ぎていると批判される」と自身が重ねてきた勝利への評価に不満があることを漏らした。

　一方、米国カルフォルニア州ビッグベアで高地トレーニング中のアルバレスは「この試合は自分が望んできたので準備は出来ている。厳しい戦いになるだろうが、集中して練習してきたし、自分にとって有利な点もある」とアルバレスがパワーをどう活かしていくかが試合のキーポイントとなりそうだ。
また、視察に訪れていたゴールデンボーイ・プロモーションズ代表のオスカー・デラ・ホーヤ氏は、「カネロにとってキャリア最大のチャレンジ。自分が(フェリックス)トリニダードと戦ったころを思い出すよ。当時、我々も無敗同士の戦いで注目されたが、カネロとメイウェザーも無敗同士だしね」と自身が1999年に戦ったトリニダード戦とオーバーラップさせていた。