[ニュース]2009.7.15
ニッポンのエース!!
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 14日、WBC世界バンタム級王者・長谷川穂積の所属する真正ジムから徒歩で3分の所にある神戸ワールド記念ホールで行われた世界戦。V9達成の瞬間を逃すまいと多くの地元ファンもかけつけた。
 この日はWBA世界ミニマム級1位の高山勝成選手(真正)のタイトル挑戦もあり、会場の外もヒートアップし、ニッポンのエースの人気に圧倒された。
 先に行われたWBC世界バンタム級タイトルマッチ「王者・長谷川穂積VS同級4位ネストール・ロチャ」の12回戦。試合開始後、ジャブで様子を見ていた王者長谷川だったが、2分過ぎに右フックでダウンを奪うと、立ち上がった挑戦者ネストールを一気にたたみかけ、1R2分28秒で4戦連続となるKO勝利で見事V9を達成。
 試合後、リング上でインタビューに答える王者の顔にはかすり傷ひとつ無かった。誰よりもKO勝ちにこだわる王者。階級をひとつ上げることにも言及した。
 続いて行われたWBA世界ミニマム級タイトルマッチ「王者ローマン・ゴンザレス(ニカラグア)VS同級1位・高山勝成(真正)」12回戦。序盤から軽快なステップでテンポよく動き回る挑戦者に対し、タイミングよくパンチを合わせる王者の対決。会場の興奮は9R以降ピークを向かえ、最終12R終了のゴングの後は、この日一番の拍手が会場を包んだ。
 試合は挑戦者高山のスピーディーで粘り強い攻撃を落ち着いてかわした王者ローマンが判定勝ち(3-0)を納めた。