判定はまったく考えていないと話していた江藤だったが、試合は一進一退のまま最終12Rまで進んだ。均衡が崩れたのは最終R。ラッシュをかけた江藤が遂にコンパヤックからダウンを奪い、114-113、114-113、116-111と判定3-0で大金星を上げた。採点から見て、このダウンがなければ江藤の勝ちはなかった。
　日本での暫定王座戦は認められていないが、江藤はこれで正規王座への指名挑戦権を得るランキング1位となる。ちなみに正規王者は、今年2月に黒田雅之(川崎新田)を下したファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン)。