[意気込み]2013.7.2
柴田「次を意識した戦い」
柴田 直子
 柴田直子(32=ワールドS)が再スタートをきる。今年3月、柴田はWBC女子世界ライトフライ級王座決定戦に臨んだが、僅差判定で敗れ悔し涙を流した。一度はグローブを吊るすことも考えたというが、現役続行の決断を下した。東洋太平洋王者としてベルトを守り、3度目の世界挑戦を実現させるために再び走り始める。

■東洋太平洋女子Lフライ級タイトルマッチ10回戦
王者・柴田 直子(ワールドS)VS挑戦者・小田 美佳(宮田)
■会場:後楽園ホール
■日時:7月12日(金)
■問合せ:ワールドSジムTEL.03-5242-0080
次に進むためにも
OPBF女子Lフライ級王者
柴田 直子(ワールドS)
■3月のサモラ戦から、再起を決意した理由は。
柴田 二度目の世界戦でしたが、日本で開催してもらった王座決定戦でした。柴田有利の声もあり、プレッシャーで思い通りに体が動かなかった。正直、負けた時は「こんなものか」と思ったけれど、時間に経つにつれて完全燃焼していない自分がいることに気づいたし、周囲の支えもあり復帰を決めました。

■復帰戦となる小田戦は東洋太平洋王座衛戦。モチベーションはどうですか。
柴田 当初はノンタイトル戦で復帰戦を進めていましたが、あらためてベルトを守る試合になった。ここで私の持てるすべての力をぶつけていきたい。この小田戦は次を意識した戦いになるし、そうしないと先に進めませんから。
世界で完全燃焼したい
■小田戦に向けて意気込みをお願いします。
柴田 小田選手とは3度目の対戦になります。最初は6回戦時代でTKO勝ち、2度目は東洋太平洋王座の初防衛戦で判定勝ち。きっと、小田選手は私のことを研究してくるでしょう。気持ちで負けないようにしたい。この試合は新たなスタートですから。

■3度目の対戦となる小田選手にメッセージをお願いします。
柴田 小田選手とはよくスパーもやっているし、お互いに知り尽くしています。小田選手のタイトルを狙う気持ちをすべて受け止め、その上で私が圧勝して、3度目世界挑戦に向けて第一歩を踏み出します。

「ボクモバの目」
 復帰を決意するまで柴田には葛藤もあったというが、所属ジムや応援してくれるファンの後押しもありリングに上がることを決意したと話す。完全燃焼できる大舞台を目指し、柴田直子は新たなスタートを切る。