選手である一方でボクシングファン、マニアでもある石田は15日、上京してWOWOWのスタジオで収録に臨んだ。「エキサイトマッチは毎回楽しみにしているんですよ。選手目線でいえばコンビネーションの打ち方やフェイントのかけ方、攻防の技術など勉強すべきところがたくさんありますから」と、石田は感激の様子だった。この数年、練習拠点を米国に移したこともあり石田は数多くの著名選手たちと親交があるという。アブネル・マレス(メキシコ/米)、ダニエル・ポンセ・デ・レオン(メキシコ)、さらにレオ・サンタ・クルス(メキシコ/米)にアルフレド・アングロ(メキシコ)、そしてバーネス・マーティロスヤン(アルメニア/米)と次から次にトップ選手の名前が出てくる。「ピーター・クイリン(米=WBO世界ミドル級王者)とは彼が世界挑戦する直前のスパーリング・パートナーを務めました。カネロ(サウル・アルバレス/メキシコ=WBC世界スーパーウェルター級王者)ともスパーをやりました。彼は大柄ではないんですが体の力が強いですね」と、体験者ならではの貴重な話も飛び出した。

　さて、肝心のマリナッジ対ブローナーだが、石田の予想は「ブローナーの判定勝ち」だ。一気に2階級上げて挑戦するブローナーに関しては「スピードやパワーはマリナッジよりも上だと思うけれど、どれだけの追い足があるかが試される試合になりそう。マリナッジとは知り合いですが、厳しい戦いになるでしょうね」という。

　石田自身は8月4日に大阪で再起戦が予定されており、17日には詳細が発表されることになっている。こちらも要注目だ。