[WSB]2013.6.13
キューバが最強チームで発進
WSBスタッフとキューバ連盟会長(右)
 アマチュアボクシングの統轄団体であった国際ボクシング協会(AIBA)は、同協会が運営するプロボクシングリーグ『ワールド・シリーズ・オブ・ボクシング(WSB)』において、6月4日、強豪キューバと正式にフランチャイズ契約をかわした。51年ぶりのプロボクシング戦に向け、キューバは、ロンドン五輪で須佐勝明(自衛隊体育学校→引退)をやぶった天才少年、ロベイシ・ラミレスら、世界屈指のエリートたちの参戦を発表している。
 キューバ連盟のアルベルト・プッチ会長は「我々は、1年目からの優勝を狙ってはいません。これは、本来の目標である五輪制覇のための貴重なキャリアにするつもりです」とアマチュア界随一のプロフェッショナルらしい方針を語ったが、一方で、フィデル・カストロの息子、アントニオ・カストロ氏は「国内随一の人気競技ともいえるボクシングで、キューバは、来季からWSBを制覇するつもりだ」と大きな期待を口にした。

 すでに発表されている参戦選手は、52kgのロベイシ・ラミレス(10年ユース五輪、12年ロンドン五輪共に優勝)、56kgのラサロ・アルバレス(09年、11年世界選手権・優勝、ロンドン五輪・銅メダル)、64kgのロニエル・イグレシアス(11年世界選手権、ロンドン五輪・優勝)、81kgのフリオ・セサール・デラクルス(11年世界選手権・優勝)ら。そのほかの選手も、近日中には発表されるそうだ。