[ニュース]2013.6.3
ダブルノックダウン
左:柘植 右:長谷川
 2日、静岡県富士市内のふじさんめっせで行われた駿河男児の興行で、ボクシング界では珍しいダブルノックダウンがあった。
両者同時にダウン
 7試合目の柘植雄季(駿河)対長谷川雄治(横浜光)戦、長谷川の左フックで1R終了間際に柘植がダウンを喫し、長谷川有利の展開となったが、続く2R終了間際、両者打ち合いのなか同時に放った左フックが両選手のこめかみにヒットし同時にダウンとなった。
珍しいシーン
 まず柘植が立ち上がり、すぐ後に長谷川もダメージ少なく立つと2R終了のゴング。滅多に見られないダブルノックダウンに観客もどよめき、一瞬の静寂の後、両者の健闘を讃え、会場は大きな拍手と歓声に包まれた。
柘植は担架退場となった
 この試合、柘植が二度目のダウンとなったダブルノックダウン時に右足を負傷し4R中盤、3度目のダウンで負傷、並びにパンチによるダメージを深刻と見たレフェリーが試合をストップ。長谷川がTKO勝利を収める結果となったが、会場に詰めかけた2000人の観客からは、惜しみない拍手が両者に贈られた。