今年3月10日に現チャンピオンの和氣慎吾(古口)を相手に防衛戦を行った小國は、10回終了時TKOによる敗退で一度は引退も口にした。「試合後の控え室で、勢いにまかせて軽率にも大好きなボクシングを辞めると言ってしまったことを今でも反省しています」と移籍が決まった今も猛省中。それでも新転地を関西から関東へと求めた理由を「東京にも強い選手がたくさんいるし、潰し合っている。その中に自分も入っていって這い上がって、のし上がりたい」と前を見つめる。

　「これまでお世話になったVADYジムの高嶋会長や応援してくださった関係者の皆さんには最後まで親身になってサポートしていただきました。本当に感謝しています」と話すと「世界チャンピオンになって恩返しがしたいです」と語る小國は、夢に向かって新たな一歩を踏み出した。

　尚、小國は5月28日に後楽園ホールで開催される角海老ボクシングジム「SPARKLE」の興行で、リング上から移籍の挨拶をする予定。