[試合結果]2013.4.28
メキシコVS日本 対抗戦
試合会場
 「メキシコVS日本 カップ」と銘打たれた4組の対抗戦が27日(日本時間28日)、メキシコシティのアレナ・メヒコで開催された。元世界2階級制覇王者ジョニー・ゴンサレスを大将格に据えたメキシコ軍と、番狂わせを狙って敵地に乗り込んだ片桐秋彦(川崎新田)ら日本チーム。その結果は――。
ジョニゴンと片桐の計量
WBCインターナショナル・フェザー級王座決定戦
○ジョニー・ゴンサレス(メキシコ)
4R1分18秒TKO
×片桐秋彦(川崎新田)
ハルドンと金井の計量
WBC米大陸Sフェザー級タイトルマッチ
○ダンテ・ハルドン(メキシコ)
8R TKO
×金井アキノリ(真正)
バルガスと高野の計量
WBCユース・Sバンタム級王座決定戦
○レイ・バルガス(メキシコ)
2R KO
×高野誠三(真正)
フアレスと東郷の計量
WBC女子Sフライ級挑戦者決定戦
○東郷理代(アルファ)
1R1分58秒KO
×マリアナ・フアレス(メキシコ)
計量会場にて
 大番狂わせを狙ってリングに上がった片桐だが、元2階級制覇王者の強打を浴びて2度ダウン、レフェリーにストップされた。金井、高野も敗退した。戦績はゴンサレスが62戦54勝(46KO)8敗。初のKO(TKO)負けを喫した片桐は20戦12勝(4KO)7敗1分。
 WBC米大陸王座2度目の防衛に成功したハルドンは26戦23勝(19KO)3敗。金井は33戦25勝(22KO)8敗。22歳のバルガスは14戦全勝(13KO)、高野は18戦13勝(8KO)4敗1分。
 こうしたなか東郷が日本の意地をみせた。元世界王者のフアレスを118秒で屠ったのだ。東郷は打撃戦のなか左でダウンを奪い、そのままレフェリー・ストップに持ち込むという見事な勝利だった。37歳の東郷は2ヵ月前にOPBF王座を失ったばかりだが、これでWBCインターナショナル王座も獲得し、一気に世界トップ戦線に浮上した。JBC公認後の戦績は9戦6勝(5KO)2敗1分。メキシコの女子ボクシング界の象徴的存在のフアレスは46戦36勝(16KO)7敗3分。