[試合後会見]2013.4.8
興毅は猛省
興毅。
 7日に開催されたWBA世界バンタム級タイトル戦。この日、大阪市内にあるボディメーカーコロシアムに集まった多くのファンに対し、リング上で土下座したチャンピオンの亀田興毅(亀田)が、試合後の控え室で会見を開いた。
反省。
 「圧倒的な試合がしたかった」と静かに口を開いた興毅は「何を言っても意味がない」と天井を見つめ「相手のパンチはよく覚えていない。あっという間に試合が終わった。全体的にアウト」と試合を振り返った。「この先のことは何も考えてない。落ち着いてから…」とした。それでも「プロボクサーは結果が全て。切り替えていく」と6度目の防衛に成功したものの言葉少なく会見を終えた。
一歩及ばず
 何度もロープ際までチャンピオンを追い詰めながらも決定打に結びつけることができなかった挑戦者のパノムルンレックは「2、3ポイント差で自分が勝ったと思った」と試合を終えた感想を口にすると「亀田は上手な選手だった。ボディは効いたが、自分のジャブの方が効いたと思う」と試合を振り返った。
パノムルンレック
 もし再戦するならば―、と尋ねると「フットワークを強化する」と間髪いれずに答えた。