[動画・調印式]2013.4.6
6選手がベストファイトを約束
三大世界戦の6選手
 WBCのトリプル世界戦、バンタム級の山中慎介(帝拳)対マルコム・ツニャカオ(真正)、フライ級の五十嵐俊幸(帝拳)対八重樫東(大橋)、スーパーフェザー級のガマリエル・ディアス(メキシコ)対三浦隆司(帝拳)の調印式、共同会見、そしてルール・ミーティングが6日、都内で行われた。6選手は揃って好調を強調。2日後の両国国技館での決戦が待ちきれない様子だった。

■ワールドプレミアムボクシングVol.17「The REAL」
WBC世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・山中 慎介(帝拳)VS挑戦者マルコム・ツニャカオ(真正)
WBC世界フライ級タイトルマッチ12回戦
王者・五十嵐 俊幸(帝拳)VS挑戦者・八重樫 東(大橋)
WBC世界Sフェザー級タイトルマッチ12回戦
王者ガマリエル・ディアイス(メキシコ)VS挑戦者・三浦 隆司(帝拳)
■日時:4月8日(月)
■会場:両国国技館
■お問合せ:帝拳ジムTEL.03-3269-6667 大橋ジムTEL.045-314-1994 真正ジムTEL.078-335-5157
帝拳ジム世界王者の両雄
 調印式では3試合とも日本製8オンス・グローブが使用されることが確認され、帝拳の3人が黒を選択。当初は赤が予定されたディアスも「黒が好きだから」と、三浦と同じ黒に変更したが、それ以外は問題なく式は進行した。
真正ジム・ツニャカオ陣営
 会見では、それぞれが現在の心境や抱負を口にした。これが3度目の防衛戦となる山中は「最高の練習をしてきたので試合が楽しみです。チャンピオンと1位の違いを見せつけます」と力強く宣言。これに対し12年ぶりの大舞台となる元フライ級王者ツニャカオは「すごく調子がいいので、月曜日の試合を楽しみにしています」と無難なコメントに抑えた。
大橋ジム・八重樫陣営
 フライ級は日本人対決となる。「昨日(予備検診)、そしてきょうと八重樫さんとの距離が近くなり、いよいよという気がしてきました。ワクワクしています」と五十嵐が心境を話すと、八重樫は「明後日は気持ちのいい試合をします」と言葉少なく返した。愛弟子に代わって能弁だったのが大橋秀行会長だ。「五十嵐選手、挑戦者に八重樫を指名しておいたからには、八重樫をKOしてください」と“逆KO指令”を出すハプニングも。壇上の八重樫が唖然とするなか、言い間違いに気づいた大橋会長が「あっ、いや…KOを狙う試合をしてください」と言い直す一幕があった。
ディアス陣営
 昨年10月に粟生隆寛(帝拳)から王座を奪ったディアスは、これが初防衛戦となる。緊張も高揚した様子もなく「今回はチャンピオンらしく戦う」と比較的淡々と話すに留まった。対照的に三浦は「強打を爆発させます」と早くも闘志を前面に出していた。
 3試合ともWBCルールに則って行われるため、4R終了後と8R終了後に途中採点を公開することになる。
 トリプル世界戦は明日午後1時の計量を経て、いよいよ明後日8日夜、ゴングとなる。
三浦隆司(帝拳)
トリプル世界戦の主審と副審、立会人は以下のとおり。

主審 :マイケル・グリフィン(カナダ)
副審 :デュアン・フォード(米)
   :ゲイル・バンホイ(米)
   :金在奉(韓国)
立会人:マウリシオ・スレイマン(メキシコ)


主審 :ブルース・マクタビッシュ(比)
副審 :スティーブ・モロー(米)
   :デュアン・フォード(米)
   :ヒューバート・ミン(米)
立会人:マイク・ジョージ(米)


主審 :ローレンス・コール(米)
副審 :スティーブ・モロー(米)
   :ヒューバート・ミン(米)
   :ブルース・マクタビッシュ(米)
立会人:マウリシオ・スレイマン(メキシコ)