[ニュース]2013.4.5
WBO15位が粉川とスパー
4団体時代到来
 IBFとWBOが日本で解禁になったのにタイミングを合わせるかのように、3日にWBO世界フライ級15位のカルロス・ルーベン・ダリオ・ルイス(亜)が来日。7日に富山産業展示館で予定される西村崇(ヨシヤマ)との6回戦に向け、4日には都内の金子ジムで日本同級王者の粉川拓也(宮田)を相手に3Rのスパーリングを披露した。
WBO戦士初陣
 前日に来日したばかりのルイスだが、「日本は綺麗で素晴らしい国。昨夜は(後楽園ホールで)日本タイトル戦を見たよ」とご機嫌の様子。粉川とのスパーでは「見づらいし重いので」という理由で1Rの途中でフルフェイスのヘッドギアを脱ぎ捨て、そのままギアなしでスパーを続けた。
試合は4月7日
 日本王者の右クロスや左フックを被弾して鼻血を流したルイスだが、自身も左フックを上下に叩きつけるなど激しくパンチを交換した。「彼(粉川)はスピードがあってやりづらい」とルイスが言えば、粉川も「(ルイスは)やりにくい選手」と奇しくも同じ感想を漏らした。
日本ボクシングは新時代へ
 アマチュアで36戦全勝後にプロ転向し、WBOラテン王座を獲得するなど、ここまで17戦15勝(9KO)2敗の戦績を残している。ルイスは「自信があるのは左のボディブローと右ストレート」と胸を張る。
 なお、7日の西村(17戦7勝1KO9敗1分)戦は117ポンド(約53.0キロ)の契約体重で行われる。