[調印式]2013.4.5
必見、KO決着
6度目の防衛戦
 4月7日に開催されるWBA世界バンタム級タイトル戦の調印式が5日、大阪市内の『あべのキューズモール』内にある会議室で行われた。

■WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦
王者・亀田興毅(亀田)VS挑戦者パノムルンレック・カイヤンハーダオジム(タイ)
■会場:大阪府ボディメーカーコロシアム
■日時:4月7日(日)
■お問合せ:亀田プロモーションTEL.03-5671-1333
グローブチェックも入念に
 落ち着いた様子で会場入りした両陣営だったが、グローブチェック後に挑戦者サイドから珍しい注文が入った。通常、調印式の時に用意されたグローブの中から試合で使用するセットをそれぞれの陣営が選択し、サインをしてから箱の中に入れて封印し、試合までJBC事務局内で保管される。今回の注文は、使用しないグローブも封印して保管してほしいとのこと。どのような意図があったかは定かではないが、アウェイでの戦いとなる挑戦者陣営の警戒心は、今後海外での世界挑戦を控える日本人選手へのメッセージとも取れる。
チャンピオン興毅
 調印式を終えたチャンピオンの興毅は、初顔合わせした挑戦者に対する印象はないとしながらも「ある程度の展開は考えている。今回は流れの中でKOで勝たなアカン」と自身にプレッシャーを掛けると「サウスポー同士でパンチが当たりやすいから、テンポのあるエキサイトな試合になると思う」と展望を語った。
ポンサクレック2世に?
 挑戦者のパノムルンレックは「(プロデビュー後の興毅に唯一黒星をつけている)ポンサクレックとずっと練習をしてきたので、亀田対策は万全」と話すと「リングの上で自分がポンサクレックになって、ベルトを奪って帰る」と自信の表情を浮かべた。そのポンサクレックからは「亀田の挑発に注意しろ」とアドバイスを受けていたとのことだが、この日の興毅は大人の対応。熱くなるのはリングだけ。さあ、7日に勝つのはどっち?