[ニュース]2009.4.9
日本ミドル級王座の行方
左:淵上 右:鈴木
 11日(土)、大阪府立体育館で開催される日本ミドル級タイトルマッチ「王者・鈴木哲也(進光)VS挑戦者・渕上誠(八王子中屋)」の一戦。
 ミドル級磐石王者と言われた江口啓二(姫路木下)を降し、日本ミドル級王座をその腰に巻いた鈴木哲也は、日本ランク1位の渕上を挑戦者に向かえ初防衛戦に挑む。
 一方、挑戦者・渕上誠は、昨年開催された日本王座挑戦獲得権トーナメント・最強後楽園で優勝。日本ミドル級王座挑戦権を獲得し、今回が2度目の王座挑戦となる。
 KO決着が期待される日本ミドル級タイトルマッチ。この鈴木VS渕上戦の勝者と、近い将来拳を交えるであろう日本ミドル級2位・鈴木典史(ピストン堀口)と、日本ミドル級3位・氏家福太郎(新日本木村)の2人が勝者と試合展開を大胆予想してくれた。
■日本ミドル級2位
鈴木典史(ピストン堀口)
勝者予想:鈴木哲也
「判定になるんじゃないかと思います。展開としては一方的に鈴木選手かと。淵上選手とは4回戦の時に対戦しているんですが、その時の印象はあまり強いとか巧いといったイメージが無いんですよね。あの時と大きく変わっているとも感じないし、鈴木選手の方が一枚も二枚も上なんじゃないかなと思います。それと僕としては、王者の鈴木選手に挑んでみたいんですよ」
 この鈴木VS淵上戦後に鈴木(典)の日本ランキングは1位となる。現在、佐藤幸治(帝拳)が世界挑戦の為、東洋太平洋ミドル級王座を返上し、東洋王座は空位となっている。日本人ミドル級戦線は一気に風雲急を告げる状況となって来た。鈴木典史がミドル級戦線を平定するのか注目したい。

■日本ミドル級3位
氏家福太郎(新日本木村)
勝者予想:淵上誠
「淵上選手の判定勝ちだと思います。手数では鈴木選手ですが、フットワークで淵上選手。どちらもディフェンスに長けているので、3Rまでのペース取り合いが試合のポイントになると思います。スタートから淵上選手が遠い距離から細かいジャブでリズムを取りんじゃないかと。それを鈴木選手がブロッグではなく、空振りさせながらミドルレンジからインファイトに持ち込めたら、鈴木選手のペース。ロングレンジでのやり取りや、当てる事でリズムに乗れば淵上選手。前半3Rのペースの取り合いがこの試合の勝敗を分けると思います。後半3Rは根性勝負の打ち合いになるとも思いますね。気持ちとディンフェンシブボクサーの対決で、個人的にとても楽しみです」
 氏家は6月20日に試合を控えており、この日本ミドル級タイトルマッチ・鈴木VS淵上戦の勝者に挑戦状を出すと言う。果たして氏家の挑戦は受け入れられ、6月20日は日本タイトルマッチとなるのか。

■日本ミドル級タイトルマッチ
王者・鈴木哲也(進光)VS挑戦者・淵上誠
■日時:4月11日(土)
■会場:大阪府立体育館第一競技場
■お問合せ:六島ボクシングジムTEL.06-6693-0610