[ニュース]2009.4.8
JBCが新たな試み
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 JBCは6日、後楽園ホールで開催された興行より試験的に新たな試みをスタートさせた。
 試合中、ボクサーの安全面を鑑み、JBC職員が赤青各コーナーに立会い、インターバル中のボクサーの様子やダメージを確認する事を開始。激しい打ち合いや、打ち込まれたラウンド後のインターバルにはリングドクターがコーナーに赴き、ボクサーのダメージ具合をチェックする。これにより、試合は唐突に終了する事もあるが、プロスポーツとしてボクシングの安全面向上に繋がる事に間違いはない。
 今回のJBCの動きに安河内事務局長は「これから事故を無くす為、JBCとしては何かを実施する必要があると…。職員をコーナーに配置しダメージ具合をチェックします。職員から指示があればドクターがコーナーに伺う事も。暫く実験的に行い、今後は協会と相談して正式にルール化が出来れば。現段階では試行錯誤しながら、セコンドの邪魔にならず、レフェリー・ドクターと連携を計りながら進めて行きますが、今はまだテスト段階です」とコメント。
 リング渦における事故を減らすのでは無く、これから1件も発生させてはならない。それにはJBCだけでは無く、プロボクシング協会・各プロモーター・各ジムの連携と理解が必要であり、ボクサーの勝利以上に安全面の管理を今一度徹底する事が大切である。
 今回、JBCが試験的に開始したボクサーの安全面管理における試みは大きな一歩となる。