[記者会見]2013.3.17
「窮鼠猫を噛む」と石田
ゴロフキンVS石田
 WBA世界ミドル級タイトルマッチ、王者ゲンナディ・ゴロフキン(カザフスタン/独)対石田順裕(グリーンツダ)の12回戦は3月30日(日本時間31日)、フランス南東モナコ公国モンテカルロで行われる。試合に先立ち、16日には米国西海岸で両選手同席のもと会見が行われた。
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 王者ゴロフキンは7度目の防衛戦に向け、アベル・サンチェス・トレーナーとカリフォルニア州ビッグベアでトレーニング・キャンプの最中。長身の石田に合わせてかヘビー級の選手を相手にスパーリングを続けているという。
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 リング上での豪打ぶりとは対照的に紳士として知られるゴロフキンは、挑戦者にも十分な敬意と警戒をしている。「ふたりめのカークランド(2年前、石田に番狂わせの初回TKO負け)にならないよう、万全の準備をして試合に臨む」と気を引き締めた。
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 一方、直近の2試合で武運から見放されている37歳の石田は、2月からロサンゼルスで集中トレーニングを続けている。15日にはJBCからライセンス再交付を受けたばかりで、気をよくして会見に臨んだ。「これが最後のチャンスのつもりで戦う。『窮鼠猫を噛む』の意気込みでリングに上がる」
 このあと両者は米国でのトレーニングを引き上げ、試合地モナコに向かうことになる。