[ニュース]2009.4.5
三垣、会心の王座奪取!!
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 4日(土)、後楽園ホールで開催された日本ライト級タイトルマッチ「王者・石井一太郎・三(横浜光)VS挑戦者垣龍次(M・T)」の一戦は、立ち上がりから三垣がジャブを軸に試合を組み立てポイントを奪うと、8Rに右アッパーからの連打で石井をダウンさせた。そして9R、ダメージの残る石井にワンツーをクリーンヒットさせると石井陣営からタオルが投入され、9R30秒TKOで三垣が日本ライト級新王者に輝いた。
 本来であれば、最強後楽園で優勝した中森宏(平仲BS)が挑戦者として石井の前に立ちはだかる筈であったが、中森が膝を負傷しタイトルマッチを辞退。約2ヶ月前に三垣が挑戦者の権利を掴み、石井の王座に挑む事となった。短期間での調整ハンディにも関わらず、三垣は石井に本来のボクシングをさせず、会心の勝利での王座奪取となった。
 試合後、リング上のインタビューで三垣は「正直ラウンド中に効いたパンチもあり、チャンピオンは強いと思った。前に出られてプレッシャーを掛けられても立て直せたし、勝てて良かった。凄い嬉しい。最高ですね」と喜びを表した。今後の目標について「とりあえずは防衛です。チャンスがあれば当然上を狙いたい」と既に世界挑戦も視野に入れた。
 一方、敗れた石井のコメント「コンディションは良かった。打ち合うつもりは無かったのだけど。三垣選手のジャブが良くて、距離が遠く感じた。ダメージはあったので、タオルはしょうがないです」
 豪腕王者・石井にボクシングをさせず、持ち前のテクニックとポーカーフェースで日本王者に上り詰めた三垣。日本ライト級新王者となった三垣龍次。今後の防衛ロードのたどり着く先は果たして…。