[ニュース]2013.2.23
井岡「機会があれば」
 23日、都内で行われた東京農大ボクシング部の祝賀会に出席したWBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(井岡)が、宿敵ローマン・ゴンサレス(ニカラグア)や今後のことについてコメントした。
ローマン・ゴンサレス
 祝賀会では大勢の関係者からひっきりなしに記念撮影やサインを依頼されるなど、相変わらずの人気ぶり。「僕は卒業していないのに(プロ転向のため2年で中退)OBの方々と一緒によんでいただいて感謝しています」と関係者に謝意を表した。東京農大は近年、アマ、プロ両部門で目覚ましい活躍ぶりだが「優勝しても3連覇しても、そこに満足していないのがいいのだと思う。それは自分も同じで、トップにいるという意識は持っていない」と話した。
 “スーパー王者”のゴンサレスとの統一戦が期待されていたが、ひとまずは先送りとなった。「残念というよりも…自分ではやる気でいるので。次でもその次でも、同じクラスで戦っている以上、実現する日は来るはず。そのあたりはプロモーターである父に任せているので自分でどうこうはできないけれど、戦いたい気持ちに変わりはない。ゴンサレスは強いという印象だが、でも倒すのは僕しかいないと思っている」井岡は強気の姿勢を崩さなかった。さらに「いつか(ゴンサレスとは)戦うことになると思う。運命がそうさせるはず」と加えた。
 初防衛戦は5月の大型連休明けに計画されているが、対戦相手等は未定だ。遠からず3階級制覇も狙うことになりそうだが「挑戦してくる相手に弱い選手はいないので、誰が来ても緊張感を持って戦える。誰に対しても油断はない」と早くも気を引き締めていた。