[動画・公開練習]2013.2.19
王者は余裕の表情!!
上機嫌のレベコ
 19日、都内・青木ジムにおいて、WBA世界フライ級王者ファン・カルロス・レベコ(亜)が報道陣を招き、公開練習を執り行った。
 "漆黒のベルト"をその腰に巻く王者レベコは17日にアルゼンチンから初来日を果たしたが、長旅の疲れも見られず、笑顔でジムに姿を現すと練習前に記者会見を開いた。

■WBA世界フライ級フライ級タイトルマッチ12回戦
王者ファン・カルロス・レベコ(亜)VS挑戦者・黒田 雅之(川崎新田)
■会場:川崎市とどろきアリーナ
■日時:2月27日(水)
■お問合せ:川崎新田ジムTEL.044-932-4639
練習前の会見
 多くの報道陣が駆け付けたことに王者レベコは上機嫌の様子で、現在のコンディションを尋ねられ「少し寒いが、私の出身地であるメンドサに気候が似ているので問題ないよ。アルゼンチンでしっかりと練習してきたので、コンディションは"100点満点"だ!!」と黒田撃破に向けてパーフェクトであると語り、試合展開を求められると「色々な戦略は立てているが、状況を見ながら臨機応変に戦うだけ(笑)。クロダは前に出る良い選手だが、冷静にカウンターを狙うよ」と余裕の笑顔を見せた。
練習後はスカイツリー観光に
 3度目の防衛戦で、黒田の挑戦を受けた理由を求められレベコは「話が良かったからね(笑)。それにWBA世界フライ級チャンピオンとして、日本で試合をするのは大切なこと。それでクロダのオファーを受けることにした。これから何回も日本で防衛戦を行いたいよ」と27日に勝利し、再び日本のリングで防衛戦を熱望した。
たっぷり汗を流したレベコ
 公開練習に移るも王者レベコは川崎新田陣営の"目"を意識してか、ロープを飛ぶとシャドーに4ラウンドのミット打ち、そしてサンドバックを4ラウンド叩き、軽めに汗を流す程度となった。
 アリオトレーナーとのミット打ちでは、レベコ得意の"左ボディ"をコンビネーションのメインとして突き刺すと、高速回転の連打を披露し、コンディションの良さをうかがわせた。
孫創基トレーナー
 レベコの練習を視察した川崎新田ジム・孫創基トレーナーは「バランスが本当に良い!!中間距離のコンビネーションと、打って動くのリズムは素晴らしいと思います。それと左ボディから上に返すパンチの軌道が読み難い。左で押されると後手に回ってしまうので、こちらからレベコを下げることが大事になる」と王者の"左"に警戒心を募らせた。
黒田にベルトは渡さない!
 最後にレベコは「自分がやってきた練習に自信を持っている。KOでも判定でも勝つのは私だ!!」と堂々の勝利宣言で締め括った。
 2月27日、川崎市とどろきアリーナで挑戦者・黒田雅之と拳を交え、"世界2階級制覇"を成し遂げた王者レベコの実力が明らかとなる!!