[ニュース]2009.3.16
佐藤&リナレス、世界戦発表!!
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 16日、東洋太平洋ミドル級王者・佐藤幸治(帝拳)のWBA世界ミドル級王座初挑戦と、WBA世界スーパーフェザー級王者ホルヘ・リナレス(帝拳)初防衛戦の記者発表が都内で行われた。
 会見では、日本人史上2人目の世界ミドル級王座奪取を目指す佐藤幸治と、世界2階級制覇を成し、今回、世界スーパーフェザー級王座の初防衛戦に挑むホルヘ・リナレスが、それぞれ世界戦に向けて意気込みを語った。
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 現地時間4月25日、ドイツでWBA世界ミドル級王者フェリックス・シュトルムに挑む佐藤幸治は「ミドル級で世界に挑戦出来る幸せを感じている。このチャンスを生かさないと意味が無い。粟生も世界王者になり、良い雰囲気を引き継ぎたい。僕がジムで4人目の世界王者になります」とコメント。「シュトルムはオリンピックに出場し、オリンピックの難しさを知って世界王者になった。やる気にさせてくれる。色んな人達にお世話になり感謝している。勝つ事で皆に恩返しをしたい。テクニックで勝てるとは思っていないが、倒す力はある。僕は他の選手より運があるので勝てると思う」と世界奪取に向け目を輝かせた。
 果たして、竹原慎二に次ぐ日本人2人目のミドル級世界王者誕生となるのか。佐藤幸治の豪腕に期待したい!
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 また現地時間5月9日、アメリカ・テキサス州エルパソで開催されるWBA世界スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦で、ホサファト・ペレス(メキシコ)を挑戦者に向かえ初防衛に挑む王者・リナレスは「スパー中に目が切れたが、1ヶ月休んだからもう大丈夫。防衛戦に向け頑張りたい。応援お願いします」と防衛戦が延期になった経緯を語った。さらに「1月からずっと練習。同じコンディション。(挑戦者は)メキシコ人で良い選手。サウスポーだが関係無い。いつも日本のファンの皆に応援してもらっている。今回はテキサスだが、日本で戦いたい」と初防衛に向け万全の仕上がりをアピール。"ゴールデン・ボーイ"ホルヘ・リナレスが、世界3階級制覇に向けて動き出した。
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 佐藤・リナレスの両者は17日からラスベガスに飛び、世界戦に向けて最終調整に入る。

フェリックス・シュトルム(独)
34戦31勝(13KO)2敗1分
佐藤幸治(帝拳)
14戦14勝(13KO)

ホルヘ・リナレス(帝拳)
26戦26勝(17KO)
ホサファト・ペレス(メキシコ)
13戦12勝(7KO)1敗