[海外ニュース]2013.1.18
27連続KOなるか
 クリチコ兄弟の天下が続くヘビー級だが、アメリカからも次世代のスター候補が育ってきた。その一番手が北京五輪ヘビー級銅メダリストのデオンタイ・ワイルダーだ。08年のプロデビューから26連続KO勝ちのワイルダーは19日、メキシコのビジャエルモサで8回戦に臨む。
 ワイルダーは26戦すべてを規定ラウンド内で終わらせているが、その総ラウンド数は45。つまり1試合平均1.73ラウンドで片づけている計算になる。まだ相手を選びながら慎重にマッチメークしている印象は拭えないが、前戦ではWBC米大陸王座を獲得している。
 今回の相手は23戦15勝(13KO)8敗のマシュー・ギア(米)。ジェームス・トニー(米)やデニス・ボイツォフ(露)らにはKO負けを喫しているが、パンチがあるだけにワイルダーも警戒を要しそうだ。
 なお、この日のメインではWBC世界スーパーフェザー級1位のセルヒオ・トンプソン(メキシコ)が登場、モイセス・カストロ(亜)と戦うことになっている。