[海外ニュース]2013.1.16
マリナッジVSモズリー
モズリーは引退からの王座挑戦
 WBA世界ウェルター級王者ポール・マリナッジ(米)の次期防衛戦が4月27日、元3階級制覇王者シェーン・モズリー(米)を相手に米国ニューヨークのバークレイズ・センターで行われることになった。
 マリナッジは昨年4月、ビャチェセラフ・センチェンコ(ウクライナ)に9回TKO勝ちを収めて王座を獲得。10月にはパブロ・セサール・カノ(メキシコ)に12回判定勝ちを収めているが、これは相手が体重超過だったため防衛戦に数えるかどうか見解が分かれている。戦績は36戦32勝(7KO)4敗。
 挑戦者のモズリーはライト級、ウェルター級、スーパーウェルター級の3階級を制覇した実績を持つ元スター選手だが、最近は引き分けを挟んで3連敗を喫しており、09年1月以来4年間も勝利がない。昨年5月にはサウル・アルバレス(メキシコ)に判定負け後、引退を表明していた。戦績は56戦46勝(39KO)8敗1分1無効試合。試合時には41歳7カ月になるが、戴冠を果たすと史上4番目の高齢王座獲得となる。
 モズリーの実績と知名度は誰もが認めるところだが、4年間に4試合こなして勝利から遠ざかっている選手、しかも引退していた選手が復帰戦もせずにいきなり世界挑戦とは恐れ入る。