WBC世界スーパーフライ級王者の佐藤洋太が終始、鋭いジャブで試合をコントロールして、終わってみれば判定3-0でライバルの赤穂亮を阻み王座防衛に成功した。

■佐藤 洋太
「赤穂君と12Rやって本当に楽しかった。ジャブは作戦通りだったが、右は予想以上に防がれた。大きくリードしていたことはわかっていたので、大晦日で多くのお客さんが観てくれているので、最後はダウンしてもいいので、打ち合おうと思ったんですが中途半端になりましたね。コーナーに詰まったのもお客さんも盛り上がったし作戦です。赤穂君の良いところを引き出して倒せればと…、パンチは全部見えていました。河野さんも世界王者になったし、統一戦をして日本人通しが潰し合うのもボクシングを楽しんでもらえるならいいと思いますし、来年はもっと成長した佐藤洋太をお見せします」。

■赤穂 亮
「佐藤選手はボクシングがうまかった。右は警戒していて見えていたけど、距離の取り方がうまくフトコロが深かったし、流れを中断させるのも佐藤選手が一枚上手だった。この試合に賭けていたので今は何も考えられない。ただ、一つ言えることはこの階級では減量がキツイのでやらない」。