試合は序盤、臼井が大場のアッパーを封じ、ストレートをヒットさせるなど主導権を手にする。しかし中盤以降、大場が接近戦に挑み激しい打ち合いに。一進一退の打撃戦は最終10Rまで続き、97-94,97-94,94-97の判定2-1で大場が接戦をものにした。
　試合後、大場は「今日は、下手な打ち合いになってしまったのが問題点。最後に左フックを貰って自分の方が危なかった。相手の勝ちたいという気持ちが強く伝わって来た」と反省の弁。
　一方、敗れた臼井はこれがラストチャンス?の問いに「今後の事はゆっくり考えたい」とコメント。だが皆が引き上げた控え室に奥さんとまだ幼稚園年長の愛娘が現れると、愛娘を抱きしめ「チャンピオンになれなくてごめんね」と泣き崩れた。