王者・帝里は今年7月、角谷淳志(金沢)を挑戦者に迎え初防衛戦を戦うが、打撃戦の展開から最後まで主導権を掌握できず僅差の判定2-1で王座を死守、まずは"鬼門"を乗り切った。
　そして迎えたV2戦、サウスポーの"業師"は前戦を経験とし、その技巧にさらなる磨きを掛け、再び地元・神戸のリングに立つ。

　一方、挑戦者・大庭は昨年11月、当時の日本王者・佐藤洋太(協栄)に挑むも4回2分19秒KOで涙を呑んでいる。 　そして今年7月、8ヶ月振りの復帰戦に勝利を収めると、大庭のもとに2度目となる日本最高峰挑戦のチャンスが飛び込んできた。

　現在、WBC世界スーパーフライ級王座には日本人が君臨している。V2戦のリング、帝里は圧倒的な強さで日本のベルトを守り、"世界のリング"に飛び込む足場固めに入れるのか。それとも挑戦者・大庭が足元をすくい、福岡にベルトを奪い去るのか…。
　日本スーパーフライ級タイトルマッチのゴングは、11月23日に鳴る!!