[動画ニュース]2012.11.11
ただ勝つだけはダメ
チャーリー・荒川・淵上
 今月24日にWBC世界ライト級王者への挑戦権を懸けて、世界ランク2位のダニエル・エストラダとの一戦に挑む予定の世界ランク1位・荒川仁人は10日、自身の所属する八王子中屋ジムの移転祝賀パーティーに姿を現し、試合が行われる敵地メキシコシティへ向けて、12日に出発することを報告をした。
荒川
 八王子中屋ジムの移転を祝うパーティーに駆け付けた200人以上の関係者を前に、ジムのエースでもある荒川は「ライト級でも日本人がやれることを証明してきます。」と力強くあいさつをした。
荒川がレフェリーに
 パーティーのサプライズイベントとして、プロとアマの公式試合用サイズの規定をクリアした八王子中屋ジムの真新しいリングで行われた、OPBFミドル級王者・淵上誠と同スーパーウェルター級王者・チャーリー・太田による特別スパーでは、レフェリーに扮する荒川に「似合いすぎる」と大きな拍手も沸いた。
八王子から世界王者を
 記者団に囲まれた荒川は「ただ勝つだけではダメ。世界王者挑戦の1位指名になったからといって、すぐに試合が組まれるわけではない。」と海外戦線で戦っていく上では、ボクサーとしての魅力を伝えなければマッチメーキングが厳しい、という現実を知るからこそ「倒すボクシングをして海外にアピールしてくる。敵地でやるのもアピールの一環」と世界の舞台を視野に入れた発言に頼もしさを感じさせた。
新たな門出
 八王子から世界チャンピオンを、という掛け声に賛同した地元の後援会や関係者の期待に応えることができるか―。