[試合後会見]2012.11.5
ベルトへの執念
王座決定戦
 大阪市内のIMPホールで4日、東洋太平洋女子バンタム級王者決定戦が行われた。OBPF女子バンタム級1位川西友子(大阪帝拳)対同スーパーバンタム級1位東郷理代(アルファ)の戦いは壮絶な打ち合いに発展。さあ、ベルトを手にするのはどっち―。
笑顔の東郷
 打たれても打たれても前に出て、小刻みながら的確にヒットを重ねた東郷が王座に就いた。
新王者東郷
 試合後会見で東郷は「アウェイだし、判定では勝てないと思っていた。判定で勝ててびっくりしています。」と汗を拭うことも忘れ興奮気味に話した。「序盤にもらった右ボディが効きました。本当にヤバイと思いましたね。でも4R後の採点を聞いて、イケると思ってもう前に出るしかないと思って思い切って出ました、それが良かったと思いますね」と大一番を振り返ると「九州から親も来てくれたし、東京から友達もたくさん来てくれてたので本当に恩返しができて良かったです。」と笑顔で会場を後にした。
川西
 一方、敗れた川西は「たった3年しかボクシングをやっていない私が東郷選手と(王座決定戦が)出来たことを光栄に思います。東郷選手は強かったです。私も強くなりたい―。勝ちたいです。」と流れる涙も拭かずに、下を向いたまま会見を終えた。