[公開練習]2012.10.29
王者の左は絶好調!!
山中 慎介
 29日、WBC世界バンタム級王者・山中慎介は会見終了後、集まった報道陣に向けて公開練習を行った。
 世界2階級制覇を狙うトマス・ロハス(メキシコ)を迎え撃つ王者・山中はコンディションも良く、代名詞の"Lightning"左ストレートは抜群の切れ味を誇っていた。

■東北復興支援チャリティーイベント・「WOWFES」エキサイトマッチスペシャル
WBC世界バンタム級タイトルマッチ
王者・山中 慎介(帝拳)VS挑戦者トマス・ロハス(メキシコ)
■日時:11月3日(土)
■会場:ゼビオアリーナ仙台
■お問合せ:帝拳ジムTEL.03-3269-6667
スパーリング
 会見後、シャドーで身体を温めた王者・山中は、後輩でスーパーバンタム級8回戦・佐々木洵樹をパートナーに2ラウンドのスパーリングを実施した。
 山中はプレッシャーを掛け、右リードで距離を測ると左ストレートを上下に突き刺し佐々木を下げる。ロハスのロングレンジから放たれるフック・アッパーを意識してか、山中は常にガードを高く上げ、上体を小刻みに振りながらリズムを作り鋭い左ストレートを打ち込んで見せた。
佐々木 洵樹
 パートナーを務めた佐々木は「ガードの上からでも山中さんのパンチは硬く、1ラウンドの左ボディストレートが効いてしまった…。今日は2ラウンドのスパーですが勉強させてもらいました。いつも山中さんには相談に乗ってもらい、ボクシングの質問を1つすると、答えを10個返してくれる先輩です。3日のロハス戦、山中さんがキッチリ勝ってくれると信じています!!」と頼れる兄貴分にエールを送った。
ミット打ち
 大和トレーナーと3ラウンドのミット打ちに移った山中は、序盤こそフォームを確かめるように左ストレートを打ち込んでいた。しかし次第に山中の左ストレートは破壊力を増し、ミットを持つ大和トレーナーから「痛ぇ~!!」と声が漏れると、勢いに乗った王者の回転力は更に上がり、トレーナーの顔面に右フックを浴びせてしまう一幕も…。
拡大写真
 山中はミット打ちの後もサンドバッグ・パンチングボール・シャドー・ロープと精力的に動き、V2戦に向けて死角無しを集まった報道陣にアピールした。
 仙台のリング、山中慎介の左ストレートはトマス・ロハスを切って落とし"山中王朝"の礎を確かなものとする!!