[試合後会見]2012.10.27
タフな相手だった
岩佐世界へ
 27日に行われたワールドプレミアムボクシングのリングに日本バンタム級王者の岩佐亮佑(セレス)が登場。昨年8月にWBA世界バンタム級王者・亀田興毅(亀田)に挑戦し、判定(3-0)で敗れはしたが善戦したデビット・デラモラ(メ)とノンタイトル戦を行った。
岩佐に笑顔は無し
 試合は判定3-0(100-90,100-90,100-90)と完勝した岩佐だったが、決定打に恵まれず、攻めあぐみが浮き彫りとなり、世界を狙うホープの今後に課題を残すこととなった。
岩佐は猛省
 試合後会見で岩佐は「今までで一番タフな相手でした。」と対戦したデラモラの感想を口にすると「攻め方の引き出しが足りない。」と戦う上でのバリエーション不足を自問自答。世界挑戦が豊富なデラモラを自身の世界王座奪取のテストとして挑んだ試合だったが「(世界は)もうちょっと近いかと思ったけど、もうちょっと遠かったです。」と判定によるパーフェクト勝利にも笑顔はなかった。
デラモラは完敗
 試合中に傷めた右足首をかばいながら控え室に戻ったデラモラは「岩佐はやりにくい相手だった。」と日本のホープを称えたが「パンチ力はあまり強いと思わなかった。」と印象を語った。それでも「今日の試合は足を痛めてなかったとしても同じような展開になったと思う。完敗だった。」と試合を振り返った。