計量を一発でパスした淵上に対し、アルタは300グラムオーバーのためパスできなかった。これにより、明日の試合は、淵上が勝利した場合のみ王座獲得となり、アルタが勝利した場合には王座不在のままとなる。通常、淵上が敗れた場合には、王座再挑戦の権利が優先的に与えられる。

　計量を終えた淵上は「僕が務めている日野自動車のある第二の地元(日野市)で試合ができるのをうれしく思う。地元のサポートに感謝している。成長した自分を見せられるように全力でアルタ選手と戦います。」と意気込みを語った。
　敗れはしたものの今年5月に、WBA世界ミドル級王者のゴロフキン選手に挑んだことで「戦い方の幅が広がった」と中屋会長が話すように、世界のリングを経験し、一回り大きくなった淵上の再起戦に注目が集まる。