[ニュース]2012.10.6
Wメダリストが復帰宣言
村田諒太(東洋大・職)
 10月4日、東京国際フォーラムで行われた『オリンピックコンサート2012』で、村田諒太(東洋大・職)と清水聡(自体校)がそろって選手続行を示唆した。清水は以前から漠然ながら現役続行をほのめかしていたが、村田は休養宣言から一転。年末の全日本社会人選手権に出場することも、報道陣に打ち明かした。
 日本人にとっては前人未到のミドル級制覇をなしとげたロンドン五輪から半月後、村田は、和歌山で国体の近畿ブロック予選に出場。難なく優勝を収めると「これでとりあえず終わり。少なくとも国体本戦と全日本選手権は勘弁してほしい」と語っていた。
 社会人選手権は、国内のトップ選手よりも、引退した選手の「リフレッシュ出場」が中心で、全日本ランキング以下の選手が多い。ここへの出場を選んだのは、村田にとっても、とりあえずのリフレッシュと見ていいのだろうか。復帰宣言の翌日、村田は「全日本選手権はスケジュールが合わせられない。でも、このまま金メダルにぶら下がりたくなかった」と語り、久々にミットやバッグを打つと、「思っていたより動けますね」と笑みを見せた。
 社会人選手権は、12月20日から24日まで山形市総合スポーツセンターで、全日本女子選手権と同時に開かれる。