[海外ニュース]2012.9.28
マルチネス、手術回避
セルヒオ・マルチネス
 15日にフリオ・セサール・チャベス・ジュニア(メキシコ)を判定で下しWBC世界ミドル級の正規王座に返り咲いたセルヒオ・マルチネス(亜)が、傷めていた右膝の手術を見合わせていたことが判明した。
 マルチネスはチャベス戦の最終12回に痛烈なダウンを喫し、その際に右膝を傷めたとされる。かつてホームにしていたスペインで手術をする予定でマドリードを訪れたが、結果として手術をしないまま現在に至っている。マルチネスは自身のツイッターで、ケガの回復を待ちながら経過観察していくつもりであることを明かしている。
 こうした裏には、チャベスとの再戦プランが進行中という事情があるといわれている。リマッチは来年5月にダラスのカウボーイズ・スタジアムで計画されているが、ここで膝にメスを入れるとなると回復が間に合うかどうか微妙なタイミングになるからだ。ドーピングでマリファナの陽性反応が出たチャベスを含め、今後の動向に要注目だ。