[記者会見]2012.9.15
京太郎の相手が来日
会見の模様
 日本ヘビー級1位・藤本京太郎(角海老宝石)の挑戦を受ける世界ヘビー級ランカー・チャウンシー・ウェリバー(米)が初来日し15日、都内の角海老宝石ジムで会見を行った。
 現在、WBC15位のウェリバーは、ABCOとWBCコンチネンタルアメリカの2本の地域ヘビー級ベルトを持参。この他にニュージーランド国内タイトルを持っており、これまで7本のベルトを獲得した地域タイトルコレクター。「スポーツ大国の日本で試合ができることが楽しみ。コンディションは100%。素晴らしい試合を日本の皆さんに見せたい」と、にこやかに抱負を語った。
終始笑顔のウェリバー
 京太郎については「ビデオを見たが、5年経てば良い選手になる。イージーな相手とは思っていないが、まだまだ経験が足りない」と5戦目の京太郎に対し、29歳ながらプロ64戦のウェリバーはキャリアの差を指摘した。
田中トレーナーと京太郎
 同席した京太郎は顔つき鋭く「気持ちは引き締まっているが、特にこれといって言うことはない。リングでこれまでの成果を見てもらうだけ。やるべきことをやって世界ランクを手に入れる」と、ウェリバーを前に臨戦モード。田中トレーナーは「100R近いスパーリングをこなした。キャリアではウェリバーが遥かに凌ぐが、こっちはスピードで対抗したい」と話した。
左がジョー・ヒップ氏
 ウェリバーのトレーナーは、ネイティブアメリカンとして初めて世界ヘビー級王座に挑戦したジョー・ヒップ氏で「彼はハードなトレーニングを積んできた。京太郎に負けることはない」と必勝を宣言した。
得意は左ストレート
 会見後、サウスポーのウェリバーは軽めながらサンドバックを打ち込み、豪快なワンツーからのラッシュを披露。最後に「得意パンチの左ストレートで京太郎を倒す!」と意気込んだ。
体格差にスピードで挑む
 日本初となるヘビー級世界ランカーと日本人との注目対決は19日(水)、後楽園ホールでゴング!