27日、JBCは元WBC世界バンタム級王者・辰吉丈一郎(大阪帝拳)の再起戦をタイで強行したプロモーター・チュワタナジムのアンモ会長と近日中に改めて会見し、辰吉の復帰戦強行の経緯を聴取する予定であることを明かした。
　JBCは、国内ライセンスを失効している辰吉のタイでの再起戦に当初から反対の意向を示しており、WBCスライマン会長とともに辰吉復帰戦の中止をアンモ会長に要請していた。これに伴ない、JBCは近く来日する予定のアンモ会長と会見を行い、内容によっては然るべきペナルティーを課すとして、アンモ会長のチュワタナジムの選手の招聘停止処分もありうるとしている。
　現在、来日するタイ人ボクサーの大半がチュワタナジムの選手であることから、JBCの下す処分によっては来日するタイ人ボクサーが大きく減少するものと考えられる。