[ニュース]2012.6.21
強豪が井岡にオファー
井岡一翔
 八重樫東(大橋)との激闘を制しWBCに加えWBAのベルトも手にしたミニマム級統一王者、井岡一翔(井岡)に対し、強豪が続々と対戦の名乗りを上げている。
 井岡に対してはWBC1位のデンベル・クェジョ(比)が挑戦の最優先権を持っているが、そのクェジョのマネージャー、アルジョー・ハロ氏は挑戦に極めて前向きな姿勢を見せていると伝えられる。このサウスポーの25歳は41戦31勝(21KO)4敗6分だが、5月の指名挑戦者決定戦でガニガン・ロペス(メキシコ)に2回TKO勝ちを収めた試合を含めて目下10連続KO勝ちと勢いがある。
 日本のファンには高山勝成との対戦で知られるIBF王者ニコシナチ・ジョイ(南ア)も井岡との統一戦に積極的だ。こちらの陣営は王者同士の統一戦に限ってJBCがIBF王者との対戦を許可することを知っているらしく、「日本に行ってもいい」と言っているとか。23戦22勝(15KO)1無効試合。奇しくもクェジョ、ジョイともサウスポーだ。
 試合から10日以内にどちらかのベルトを返上する義務がある井岡だが、同時にライトフライ級への転向も視野に入っている様子。 今後の動向から目が離せなくなってきた。