[帰国会見]2012.5.9
大人になった和毅
和毅の帰国会見
 現地時間4月26日、海抜3000mを超えるメキシコシティのサンタフェ地区で、ハイロ・エルナンデス(メキシコ)との決定戦を制し、WBC世界バンタム級シルバー王座を獲得した亀田和毅(亀田)が9日早朝に帰国した。
 和毅はWORLDと刻印された緑色のシルバーベルトを手土産に、同日正午より所属の亀田ジムにて凱旋会見を開いた。
WBCシルバーベルト
 兄ふたりが世界チャンピオンに成って来た過程を見て来た和毅は、「自分はあせらんと一歩一歩と実力、キャリアを積んできた。今後はこのシルバーベルトを2度3度とメキシコで防衛して、もっと実力をつけたい」と語りながらも、9月から開催されるWBCワールドカップトーナメントへの出場要請も舞い込んでおり現時点では、「選択を迷っている」と吐露。
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 メキシコ滞在中に、山中慎介(帝拳)対ビック・ダルチニャン(豪)戦をテレビで観たという和毅は「素晴らしい試合だった」と話し、「俺がもっと強くなったら山中選手に挑戦したい」と語った。
完璧に行きたい!
 過去23戦中サウスポーとの対戦は3人だけという和毅は、「次は、世界ランカーのサウスポーと戦いたい」と希望し「俺は、皆に認めて欲しいから完璧に行きたい」と慎重に語り、虎視眈眈とWBC世界バンタム級チャンピオン山中慎介戦への意欲を見せた。