両者が持ち味を出した戦いを見せ、WBA世界スーパーウェルター級王座とWBCの同級ダイヤモンド・ベルトを手に入れたメイウェザーは引退の可能性を示唆した。
　「対戦する相手が見当たらない。若い、いい選手が出てきてはいるが、これからの選手であって私と対戦するにはまだ早い。試合前から引退のことは考えていて、今回が最後だとしてもファンに喜んでもらえる戦いが出来たので後悔はない。今の気持ちでは80%引退する方向に傾いている」と自身と現時点では対戦するレベルにある選手が見当たらないことが理由のようだ。
　しかし、この発言はマニー・パッキャオ(比)戦の交渉を再開し、優位に進めるためにパッキャオをプロモートするトップランク社に向けた駆け引きの発言ではないかとみる専門家もいる。