集まった報道陣に金平会長は「平成元年に先代がこの土地を購入し、平成3年にジムが完成してから20年間この場所で活動してきました。街も移り変わり、大久保でボクシングジムとして人を集めるのは難しい状況になりました」と苦しい状態を語ると、続けて「昨年から1階も韓流ショップになり、選手、トレーナーには辛い思いをさせてきた。協栄ジムはゴールデンウィーク明けに移転します!!場所はここから近くですが、改めて移転日時と住所は連絡致します。これから新しい協栄ジムで、佐藤洋太に新しい歴史を築いてもらいたい」とジムの移転を発表し、佐藤洋太がこれからの"顔"になることを示唆した。

　金平会長のジム移転を受けて佐藤洋太は「僕が練習生として入門する前からこの場所に協栄ジムがあったので寂しさもあります。これからは新しい場所で、僕が新しい協栄ジムの歴史を築いて行ければと思っています!!」と改めてジムを背負う立場になることへ気を引き締めた。

　これまで多くの世界王者を輩出し"HOUSE of CHANPIONS"と呼ばれ、一時代を築き上げた大久保の協栄ジムは20年間の歴史に幕を降ろそうとしている。
　そして生まれ変わった協栄ジムは、WBC世界スーパーフライ級王者"みちのく魂"佐藤洋太が中心となり、新たな出発の日を迎える!!