[試合結果]2012.4.15
マルケス、4冠への挑戦
マルケス(左)フェドチェンコ(右)
 元3階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ/米)は14日(日本時間15日)、メキシコシティでセルゲイ・フェドチェンコ(ウクライナ)とのWBO世界スーパーライト級暫定王座決定戦に臨んだ。
ファン・マヌエル・マルケス
○ファン・マヌエル・マルケス(メキシコ/米)
 12回判定(3-0)
●セルゲイ・フェドチェンコ(ウクライナ)
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 2万2000人超の大観衆に迎えられてリングに上がったマルケスは、距離をとりながらディフェンシブな戦いをするフェドチェンコのスタイルにやや戸惑いを覚えたようだが、慌てることはなかった。
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 38歳の3冠王は相手にプレッシャーをかけながら距離が詰まるとボディを攻め、攻勢点をピックアップしていった。
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 終盤になるとフェドチェンコにはダメージの色が見え、特に11回、12回はダウンを逃れるのがやっとだった。採点は119対119が一者、118対110が二者と大差がついた。
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 決定打を打ち込むことはできなかったものの総合力の差を見せつけたマルケスは、これで61戦54勝(39KO)6敗1分。ホルヘ・アルセ(5階級制覇)、エリック・モラレスに続くメキシコ人3人目の4階級制覇を成し遂げた。次戦は7月14日、米国テキサス州で予定されている。敗れたフェドチェンコは32戦30勝(13KO)2敗。