21日の後楽園ホールで、世界王座の防衛戦(7/30)を行うWBA世界フライ級王者・坂田健史(協栄)とWBC世界フライ級王者・内藤大助(宮田)が、共に2Rの公開スパーリングを披露した。
　現在、最終調整に入っている両王者の動きは軽く、ハイレベルなボクシングでホールのファンを沸かせた。
　坂田は同門の白石豊土を相手に、持ち前の前に出るボクシングでプレッシャーをかけ、右ストレートを突き刺すなど貫禄を見せた。終了後、坂田は「調整は順調。気持ちも高まってます。必ず勝ちます」とファンに勝利を誓った。
　もう一人の主役内藤は、こちらも同門で後輩の木村を相手にトリッキーでコミカルなボクシングを観客にサービス。客席から「猫なでパンチやれ～」と野次が飛ぶと、野次に応え内藤版"猫なでパンチ"で会場を爆笑させた。パフォーマンスも入れつつ、多彩なコンビネーションを上下に打ち分けるなどして内藤はスパーリングを終えた。「減量中であんまりやりたくなかったな(笑。清水君はアテネオリンピック強化選手でイケメンなんであまり清水君を応援しないでね(笑。皆さんの声援が力になります」と、内藤はコメントでも場内の笑いを誘っていた。
　運命の7月30日まであと僅か。王座防衛に向け、坂田・内藤の仕上がりは万全だ!!