[試合結果]2012.4.1
アブラハムの再起2戦目
 元IBF世界ミドル級王者アルツール・アブラハム(アルメニア/独)は31日(日本時間4月1日)、ドイツのキールでピョートル・ヴィルチェウスキー(ポーランド)を相手にWBO欧州スーパーミドル級王座の防衛戦を行った。
○アルツール・アブラハム(アルメニア/独)
 12回判定(3-0)
●ピョートル・ヴィルチェウスキー(ポーランド)

 スロースターターとして知られるアブラハムだが、この日は珍しく序盤から攻撃のアクセルを踏み込んだ。ヴィルチェウスキーも世界ランクに名を連ねる強豪だが、元世界王者の攻勢の前に後手を踏んだ。7回、ヴィルチェウスキーはローダッキングで減点を科されるなど、流れは完全に元世界王者に傾いた。終盤もアブラハムはダメ押しのポイントを重ねて勝利を決定づけた。
 採点は118対109が二者、119対108が一者だった。WBO2位、WBAとIBFで4位にランクされるアブラハムは37戦34勝(27KO)3敗。年内にもスーパーミドル級のWBO王座挑戦を目指す。
ヴィルチェウスキーは33戦30勝(10KO)3敗。