実に1年4ヶ月ぶりとなった宮将来(みやまさき)の復帰戦。22日、後楽園ホールで行われた第17回スヴェンソンエキサイトボクシングのメインに出場したヨネクラジムの宮は、タイ国王者で東洋太平洋ランカーのクマントーン・チュワタナ(泰)と10回戦を戦い、3-0の判定で復帰戦を勝利で飾った。
　宮は2002年に全日本新人王を獲得し、その後16戦16勝(12KO)無敗の戦績で日本ランク2位にまで登りつめ、若手のホープとして期待された。しかし骨折による右拳の手術、軟骨異常による右かかと手術と、続けざまに襲った怪我により7ヶ月間の治療に専念。そして今回、宮は2年2ヶ月ぶりの勝利を得た。試合後、宮は「緊張することなく楽に試合が出来た。これからなので見てて下さい」と今後の活躍を誓った。
　かつてベビーフェイスアサシン(童顔の暗殺者)と呼ばれた元日本ランク2位・宮将来。彼のこれからの活躍に期待したい。