"休養"王者となった清水は、スピードを活かした的確な左リードと、抜群の距離感から切れ味鋭いワンツーを突き刺し、"スピードスター"と称される右ボクサーファイター。

　そして"正規"王者のテーパリットは160cmと小柄であるが、体幹の強さとパワーを武器に圧力を掛け、強打のワンツー・左フックを打ち込む右構えのタフファイター。

　王座統一戦、清水が卓越した左ジャブで詰めさせず、距離とリズムを支配できれば、右ストレートでテーパリットをキャンバスに沈める場面も期待できる。
　しかし、テーパリットの圧力に距離を潰され、打撃戦に引きずり込まれると、清水にとっては苦しい展開となってしまう。
　WBA世界スーパーフライ級"真"王者として、その右手を挙げられるのは果たして…。

■WBA世界Sフライ級王座統一戦
休養王者・清水智信(金子)VS正規王者テーパリット・ゴーキャットジム(タイ)
■日時:4月4日(水)
■会場:横浜アリーナ
■お問合せ:金子ボクシングジムTEL.03-3460-8353(午後1時～午後8時)